暇な時に、本当に少しずつですがPythonの勉強をしています。大分Pythonという言語が分かってきました。ただAIプログラミングだけは難しい。。。AIプログラミングについて全く無知だった頃、プログラミングは只の命令、AIプログラミングが学習するのならば、データベースを何か駆使して作るものだと勝手に想像していました。学習って記憶ですよね?でもそれは違っていてAIプログラミングとは数学そのものでした。数学はとても好きな教科だったのですが、ちゃんと勉強しなかったので出来ないです。もっと勉強しておけばよかったと今でも後悔しています。
例えば、AIにこれが犬の画像であるか、猫の画像であるかを判別させる方法として、Pythonのライブラリー、scikit-learnを使う方法を勉強しました。要は、目の位置、耳の形など、犬と猫の特徴を数値化した情報と、「この画像は犬ですよ。猫ですよ。」という答えをscikit-learnに教えます。データは多ければ多いほどいいみたいです。そうすると数学的手法を用いたアルゴリズム(K近傍法とか、ロジスティック回帰モデルとか)を用いて犬の画像であるか猫の画像であるかを予測できるようになるそうです。
それで思い出したんですが、息子が1歳になったくらいの頃、犬を見かけると「ワンワン、ワンワン」と何十回も言っていて、「いや、もう分かったから」と思っていたのですが、あれは「犬を認識できるようになったよ」という感動の表現だったんですね!1歳にしてロジスティック回帰モデルでも使っていたんでしょうか?(笑)あと、もう一つ思い出したのが、1歳中ごろだったか、神社に行った時、鶏が数多く放し飼いになっていたんです。それを見た途端、「ポッポーー」と言ってすごく興奮して暫くその場を離れようとしなかった事がありました。考えてみれば、それまで鳥は鳩しか見た事がなかったので、鳩以外の鳥がいることを知ってびっくりしたという事だったんですね。それにしても、鳩しかデータを持っていないのに鶏を鳥と認識できるなんて、私の息子はscikit-learnより優秀かもしれません(笑)
もう一つ、私が人間が数学と思う理由が音楽です。今までの音楽の歴史の中で名曲と言われる曲、また今までにヒットした曲、一番の理由はなんだと思いますか?色々理由はあるんでしょうけど、私はその曲が「覚えやすい」という事なんじゃないかなあと思います。覚えやすいという観点からみると、例えば現代音楽ついて言えば、おそらく難解に聞こえて1度や2度聞いただけでは、そのメロディーを暗唱する事は出来ないんじゃないでしょうか。西洋の音楽理論が何故、現在のポップスミュージックに使われているかといえば、西洋の音楽理論がとても数学的な理論であるから、そして現代音楽は既存の概念を取り払いたい音楽、すなわち数学的な法則をあえて無視する音楽なのでなかなか覚えにくい。人間は音楽を数学で聞いているじゃないかと思えてくるんです。違っているかもしれませんが・・・(あと、決して現代音楽を否定している訳ではありません。覚えやすいという観点から見ているだけです。現代音楽も素晴らしいです)
ところで最近、「これからどんどんAIに仕事を取られてしまう」とか「AIがチェスのチャンピオンに勝った」などとよく言われていますが、将来、映画の「マトリックス」や「アイ,ロボット」のようなAIが人間を支配する世の中は来るのでしょうか?私は来ないと思います。なぜなら、神様が数学を使って人間を造ったと仮定するならば、神様が造った人間と、人間が造ったAI、どちらがすごいかと言えば、人間より神様の方がすごいと思うから。