チェンバロと中世音楽
去年の年末、とある日に、ハープシコード体験会というのがあり行ってきました。因みにチェンバロはドイツ語で、ハープシコードは英語だそうです。こちらの体験会ではハープシコードの説明、ミニコンサート、実際に自由に弾いてみることも出来て、なかなかこんな機会はない貴重な体験でした。
チェンバロといっても種類が色々あり、ドイツやイタリアなど、その国のチェンバロは、その国の作曲家の曲が合うんだそうです。チェンバロの演奏もしていただいたのですが、いつまでも聞いていたい心地よい音色でした。チェンバロってギターのように弦ではじくのでプツッと音が切れてしまうイメージだったのですが、かなり音が響くんです。鍵盤を押したままにするとピアノのペダルと同じ効果があるそうで、本当に百聞は一見に如かずですね。弾いていただいた曲の内、スヴェーリンクという作曲家の曲が良かったのでyoutubeで検索してみたらありました。ほんとyoutubueって何でもありますよね^^
Jan Pieterszoon Sweelinck (1562-1621) Harpsichord works – YouTube
クラシック(古典)といってもバッハ以降(1700年代から)の音楽ばっかりですもんね。それより前の音楽って聞く機会がないので youtubeで検索してみたらありました。ほんとyoutubueって何でもありますよね^^
『中世・ルネサンスの音楽』第1集(600年頃- 1480年頃) – YouTube
中世の音楽ってグレゴリオ聖歌くらいしか聞いた事がなかったのですが、なんかいいです。言葉に表すのが難しいんですが、私はヨーロッパの中世っぽい雰囲気が凄く好きで、例えば絵画だと、こうゆう絵より
こうゆう絵のが好きだったりします(笑)
中世の音楽も、なるほどベートーヴェンやショパンのような完璧さや派手さはないけど、なんかいいっていう、まさにこの絵のような印象を受けました。
それにしても、グレゴリオ聖歌以降の音楽って、現在巷で溢れている音楽のロジックを既に使っているように聞こえるのですが。ここのページにも書いてある音楽理論です。例えば雅楽にも音楽理論はあるそうですが(それは、音楽を作るには何かしらの法則が必要なので)なぜ、300年前のヨーロッパの曲を現在多くの人が演奏したり聞いたりするのか、なぜ現在巷で溢れている音楽はヨーロッパのクラシック音楽にルーツがあるのか。私は、この音楽ロジックのせいだと勝手に思っているのですが。多分色んな音楽ロジックがあったけれど、この音楽ロジックが一番大衆受けして主流になっているのかなあと。自論ですが。ここら辺も、また調べて投稿出来ればとは思ってはいます。